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携帯日記。未完成設定とか妄想とか
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それから俺と彼女は他愛ない話をして、俺のマンションの前で別れた。やれ寒くなってきただの、鍋がおいしいだの(なんと、彼女の台詞である)、そんなことだ。
それじゃ、と別れたのちにそういえばこの近所なのかと聞こうとする。
「鈴ゑちゃ…」

彼女は振り返るまでの一瞬でいなくなっていた。
あれ、と首を傾げもしかして幽霊、なんて笑い話にもならない考えを捨てる。
あんなドジで恥ずかしがりやで、自転車をぶっ飛ばす幽霊がいるものか。
まあ、気にしないでいようと家の扉を開けた。

インスタントコーヒーを作って大学の書類に目を通す。
一応俺は法学部で、今年二年生だ。それなりに毎日楽しんでるつもりだし、もちろん勉強も怠ってはいないはず。
すすりながら、いつどこまでに提出しなきゃとか、そんなものを考えつつ頭は別の方に働く。
理由は、視界の角で震える机の上の携帯電話。開けば「お客様の来訪です」の無機質な受信メール。
これは来客の合図だ。インターホンの代わりに、俺に外で待ってる人がいると伝えてくれる。この部屋を契約する時に付加してもらった便利な機能だ。
慌てて外に出て、自宅玄関で来客と鉢合わせる。つまりエントランスのインターホンを介していないので、来客は同じマンションの住人ということになる。
「……へ?」

「あ、えへへ、えーとごめんなさい成鶴さん…来ちゃいました。てか、本当に居たぁ…」
「す、鈴ゑちゃん!?」

そこには今日会ったばかりの女の子、春楡鈴ゑちゃん。
焦げ茶の長い髪、白い肌と小柄なさまは間違いない。唯一違うのは学生ルックではなく、私服ということくらいだ。
「鈴ゑちゃん、何でここに…?」
「えっと、順を追うほどまでは無いんだけど…成鶴さんと別れた後、わたし自転車を停めに行ったんです、…このマンションの駐輪場に」
「このマンションに?」
「…はい。実はこのマンション経営してるのわたしの両親で、今は居ないんですけど…実質、わたしが今大家さんで、今ここに住んでる…みたいな」
「大家さん!?しかも今居ないって…?」
「え、ええと両親は今アメリカにいて、わたしは一人暮らしなんです」
「一人暮らし…その歳で」
「信じてもらえなくてもいいです。今重要なのはそこじゃないし…とにかく、わたしは自転車停めて、自室のあるこの階に来たんですよね。そしたら隣の部屋に成鶴さん入るの見えて…あれ、と思って」
俺が住んでるのは最上階の角部屋一個手前。それはつまり、最高家賃の最上階角部屋に住んでるのは鈴ゑちゃんだ。一人暮らしの女の子に契約が許されるはずないし…彼女の両親が経営者、というのは本当と信じるべきみたいだ。
うわ…とんでもない子に出会ったな…。
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ホワイト…じっくりやってるとこう…改めて神作だなって思いますねそんな2周目です

現在ライモンポケモン強いもんにてベルイベント終了しました。あのBGMは良かった…
状況としてはモンメン孵化作業中です。GTSで頂いたモンメン君とシッポウでもらったモンモンちゃんとで!

レンガ(フタチマル♀)
カグハ(バオップ♂)
コギク(ハトーボー♂)
コユキ(モンメン♂)
ニーナ(チラーミィ♂)
ブラック買うの待たずにホワイト2周目なうですあうあ↑▽↑
だ、だって神作なんだから仕方ない

♂主設定もあるので迷ったんですがやっぱり♀主でプレイ中です
設定的には♂主(兄、ゼン)♀主(妹、リュウ)なんだけどね…トレーナー設定出さないだろうしいいや!

主人公♀:リュウ
ミジュマル♀:レンガ
バオップ♂:カグハ
です

ミジュマル♂が良かったんだけど性格が素直だったので…バオップ最初♀だったんだけど性格判断で…
ツヅル(ジャローダ)達は菜月さんに預かってもらってますわーい!
普通ならそれで終わりだったはず。コンビニのバイト店員と学生の何気ない会話だ。
…歴史的仮名遣いは置いておいて。

俺は22時に上がり、控え室で身支度を済ませてからお疲れ様ですと言った。
真っ暗な道を、徒歩で自宅まで向かう。
遠慮なく吹き付ける風に上着の襟を引っ張って対抗した。
寒い。本当に寒い、12月となるとマフラー手袋は必須だ。
ぼちぼち歩いていけばすぐに自宅へと続く長い緩やかな登り坂。
暗い中電灯の灯りが薄気味悪い明るさ、ぼんやりと光っていた。

俺がのんびり歩いていると、脇を物凄い速さで自転車が通り抜けた。
「おっ…」
少し驚き、よく見ればそいつは何だか見覚えのある顔で…

「鈴ゑちゃん!」
やっぱり。彼女は振り向き、自転車を降りた。
「成鶴さん…」
イヤホンは相変わらず彼女の耳をふさいでいる。しかしすぐ取り外され、赤い耳が露になった。
「え…成鶴さん、何で。この近くなんですか?」
「うん、一応…引っ越してきたのは最近だけど」
「…今日は、ありがとうございました。私みっともなかったです、よね。すみませんでした」
「いやいや、俺も偶然だったし忘れ物くらい誰でもあるから」
流石にコンビニに単語帳は無いけど。
「それじゃ……サヨナラ…………!」

あんなに苦しい言葉だなんて思わなかったの。
キミが光に包まれながら言った最後の言葉、私の胸にまだ深く突き刺さる。
止めることが出来たなら、伸ばした手が届いたなら…!
この心の穴は埋まっていたのだろうか…?

「リュウはこれからどうするつもり?」
「私はホワイトフォレストの方で新しい仲間を見つけたいんだ!ね、ムーランド!」
「僕はもう一度、1番道路から回ってみるんだ。イッシュを、もう一度…ね。旅の始めは分からなかった強さの意味、今なら分かる気がするから…だよな、レパルダス」
「…私は…」
未だ癒されない虚無感は黒々とした穴。
いつ何をしていても感じるそれに、私は追いかけられているような気がするんだよ。
今、何をすればいいのかな…。

「…ぶらっと、イッシュを飛び回ろっかな。強力な翼があるし。ね、ヒカゲ」
「そうだな、リュウらしいよ」
「リュウをよろしくね、ウォーグル?」
クルルと鳴くヒカゲを撫でてやる。

じゃあまたね、出会った時はバトルだからねと三人、手を振った。
「…行こう、ヒカゲ」
私は空からソウリュウシティを目指した。あそこから、まだ巡っていない地を回って行こうと思った。
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プロフィール
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29
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性別:
女性
誕生日:
1994/07/15
職業:
学生
趣味:
絵を描くのと読書
自己紹介:
草ポケ大好きの福岡県民。
杏仁豆腐とワラビもちとワッフルとモミジまんじゅうとその他もろもろが好きです(分からん
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