雪夜叉１‐兄‐

俺の人生は地獄から始まって、束の間の天国、だけどそれもすぐに消えまた地獄に逆戻りだ。

真っ白な土地に生まれた俺は、言い方が悪いが愛されず育った。
針葉樹の立ち並ぶ森の側に住んでいたよ。そこには誰も来ないし誰もいなかったからな。
七歳頃には１人で住んでいたな。閉鎖的で冷たい土地で、どういうわけか身寄りもなかった。
預けられていた孤児院も暖かい場所じゃなかった。だから独り立ちした。

街に近付けば暴力をふるわれた。雪が紅く染まった。
生前、両親はろくな人格をしていなかったらしい。鬼の子、と俺は呼ばれた。
それなら鬼になろうと思った。

不幸にも俺の隠れ家に近付いた旅人を斬った。
何人も斬った。生きるため色々なものを奪った。
峰打ちとまではいかなくても、しばらく動けない程度に傷めつけたな。
鬼とは呼ばれなくなった。
雪夜叉の化け物と言われた。



――そう語るお兄様の目は、静かで、だけど刃の様だった。

こっ恥ずかしい愛言葉

パドック
「未来を、お前と一緒に歩みたいと思ったんだ」

ミタ
「ありがとう…君と一緒にいたい。こんな幸せなのに、罪じゃない、なんてね」

りん
「俺と一緒じゃなくてもお前は幸せになれる。
出来れば俺が幸せにしてやりたかったけど…お前は、それくらい可愛くて優しくて最高の女の子だよ。

好きだった。じゃあな」

きぎす
「君は僕が守る！傲慢で自分勝手な意見だ、だけどたまには僕の意見も聞け…守らせてくれ!!」

フィテ
「ごめん、気付けなくて…今まで僕が、誰の為に生きてたか。守りたいのは、君だった」



れん
「生きたい、生きたい…今まで分からなかったの、何で生きたいのか。でも私、クサメと一緒にいたい…！」

びわ
「初めて、あんな嬉しい言葉貰ったんよ。ねぇ、聞こえる？あたし、あなたが好きよ」

ナタネ
「殺されるなら、君がいい。私は追われる身だけど…本当は、私が君を追いかけてるよ」

アイハ
「間違った想いかもしれない…だけど、お兄様の話を聞いて思ったんだ。僕は、貴方が好きです」

かれん
「クサメさん…私の記憶が正しいかなんて確証無いけど、もういいです。
今、れんからかれんになって、私はまたあなたを好きになりました」

僭越ながら、オリジナル曲

黒い花弁に口付けた
あの日、あたしとさようなら
幼い終わり ねぇ、永遠永遠

流れ落ちる水の音 不愉快に響いて目を閉じた
同時、締め付けられる
自由と翼と「あたし」、無くして

こぼれ落ちてゆくの
想い、夢、愛情→退場
失われたものは
奪われたのか、それとも
あたしがそう 望んだのか

この胸にナイフを刺して
高い所から投げ出して
あたしの喉潰し、て

こんなあたしならいらないよ
荒み、嘆いて招いた結果《あたし》
目、背けたい 傷だらけ
いっそ、毒で満たされたいよ

すり抜けてゆくのは
自分、未来、過去→下降
最後に浮かぶのは
仄かな光 貴方の向けたナイフ

「辛かったね 苦しかったね」
「これが俺が君に出来ること」
「黒い蔦に足とられて」
「身動きも出来ない？」

ああ、歪んだ愛情
ああ、ひねくれた過去
あたしの潰れた喉
突き立てられた花が
毒となって 愛を狩って
貴方へと音、伸ばすの

失われた闇も
すり抜けた光も
今愛される
こぼれ落ちる前に
そう、これはあたしが望んだもの

抱き寄せる先端
蕾はまだ、硬いから
口付けるの 尖った光で
ねぇ、開いてもそばにいて

今まで考えてきた人名

一ノ宮可憐
藤谷祐希
常磐津皐月
常磐津豊
一ノ宮燐
直江枯人

秋本蘇芳
水無月葵
李桂華
羽山ヒカル
若田縁
若田森
ロビン・Ｄ・ブラウン
柑野夏葉
紅花夕
星野藍
鴬谷荻
秋本黎明
シルヴィ・カルティエ
水無月泉
秋本桜桃
藤原綾嘉
塚谷拓巳
久遠あやめ
志木敦賀

出身国イメージ

れん＆りん→日中ハーフ
きと＆きぎ＆ゆき→日米ハーフ
シキ→フィンランド
チルリ→アイルランド
クサメ→モンゴル
ナタネ→スペイン
ホノ→オーストリア
ミタ→イギリス
ヒユ→オランダ
スジロ→日本

リメイ＆ポプラ→豪出身の日本
アイハ→デンマーク
ノイル→スイス
コット→フランス
フィテ→ノルウェー

ガーナ→イギリス
パドック→スウェーデン
びわ→中国
いちじく→中国

たちばな→オランダ
こはく→エストニア
ツヅハ→台湾
ウララ→台湾
コウメ→日本
トワ→スウェーデン

ガレット→フランス
ミコト→イギリス